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森林鉄道段戸山線の跡を歩く

この5日、豊橋鉄道の「奥三河再発見ツアー」に設楽森林鉄道跡を訪ねる回があったので、参加してきた。当初申し込んだときは、催行決定の通知が来なく、やきもきしていたが、結果は43人とのことである。聞くところによると、2月中旬に六角精児さんが田口線跡を訪ねたテレビの放映後、参加者が一挙に増えたということである。テレビの力、侮れない。

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午前9時前、豊橋駅前の集合地でバスに乗ると、旧知の豊橋のKさんが一番前の席に居た。私の隣の席は、なんと千葉県流山市から参加されたYさんといい、森林鉄道ファンということで、私の属する名古屋レール・アーカイブスも御存知ということで、道中、いろいろとお話ができた。ほかにも漏れ聞くと、東京などから参加された人がかなりおられた。

豊川駅前、本野ヶ原(ツアー用無料駐車場)に立ち寄り、参加者を乗せ、最初の休憩地である道の駅「もっくる」へ。ここでガイドのIさん(この方も旧知の方で、田口線50の会代表)が乗り、田口線の廃線跡を説明しながら、まずは、大草駅跡を訪ねる。

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大草駅は、廃線跡中でもホームの姿を見ることが出来る場所で、ホームの周辺もきれいになっている。これは地区の皆さんによって手入れをされているとのことである。ツアー客を見て、犬の散歩をしていた地元のOさん(かつて田口線の車庫で車両整備をしていたという)からOB会の冊子や写真を見せていただいた。廃線跡を訪ねたとき、こういう出会いがあるのがうれしい。                

駐車場となった鳳来寺駅跡から鳳来寺の参道を進み、「かさすぎ」で早めの昼食。しいたけ料理中心の食事は、おいしかった。店主さん撮影の現役時代の8㎜(VTR化)や写真を見る。

昼食後は、設楽町の奥三河郷土館にある田口線の電車モ14を見学の後、本日のメーン、森林鉄道跡を田口の松戸橋からたどる。ここからは、地元で田口線や林鉄の研究をしているKさんとGさんがガイドとなって、跡地を歩く。

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森林鉄道段戸山線(通称:設楽森林鉄道)は、段戸山の皇室の御料林を田口駅まで運び出す田口椹尾(さわらご)線(5.9㎞)と田口本谷線(9.6㎞)と、田峯駅までの田峯鰻沢線(18.9㎞)と栃洞線(7.2㎞)があった。

松戸橋からの本谷線の林鉄跡地は、東海自然歩道となっている。椹尾線と本谷線が分かれる(大名倉方面)場所の橋の橋脚は林鉄時代のものである。林鉄時代は、ここから上の橋桁とも木で造られていた。

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橋を渡ると、舗装もなくなり、林鉄跡の雰囲気が感じられる。路盤は石積みとなっている。

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大名倉の集落の廃線跡。

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この近く見つけた境界杭。彫られたマークは宮と読めるのだが…。であれば、宮内省の境界杭か? 

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これまで歩いて来た廃線跡も設楽ダムが出来たら水没してしまうことになる

ツアーの最後に設楽ダムの職員から説明があり、まだ未完成の設楽ダムのダムカードを貰った

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田口線の廃線跡をたどる豊鉄のバスツアーは、廃線50年の昨年から何度も実施されているが、実際に参加したのは、林鉄跡をたどる今回が初めてである。マイカーでは気づかないこともガイドの説明を聞きながらバスの窓から見ると、新しい発見もある。添乗員のSさんも田口線だけでなく、奥三河の知識も多く、楽しめたツアーであった。



by kiraku-an | 2019-03-07 11:44 | 鉄道