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当ブログにご訪問頂きました皆様へ

諸事情により、しばらくの間(一年か二年か、それとも永久か)更新を一時休止させて頂きます。とはいえ、気まぐれですので、ひょっこり登場するかもしれませんので、完全閉鎖まではこのまま残しておきます。
飽きっぽい性格で、20106月から9年間も長く続けてきたのを自分でも驚いています。ご訪問頂いた方々に感謝、感謝です。今までありがとうござました。

                                             軌楽庵 敬白

                                                           


d0172422_14121786.jpg先の土曜日(15日)、奥三河の東栄町にある三信鉱江の粟代鉱山を見学するバスツアーに参加してきた。
ツアーの募集は25名ということ(山間部の狭い道に入るため、大型車で対応できないため)で、申し込んだ時点では満席で、キャンセル待ちでなんとか参加できた。

午前8時50分に豊川駅前を出たバスは、東名高速~三ヶ日JC~三遠南信道路を経て鳳来峡から151号線を走り、途中、トイレ休憩を取り、三信鉱工の本社前に着く。

バスには、知人二人が乗っていた。

天気予報では午前中はなんとか雨雲は引っかからないようであったが、道中なんとか雨は降らなかった。

社屋横の屋根付きの駐車場?で、軽バンの荷台に置いたパネル(社長は「紙芝居」といわれた)を用いて、三崎社長から直々に説明を受ける。鉱山は先々代(初代)の社長が金山開発を夢見て設立したという。この初代社長は鉄道技師で、飯田線の前身の一つである三信鉄道の建設に従事したという経歴があり、アイヌの測量技師、川村カネㇳを招聘したとのことである。社名の「三信」もこれにちなむものであろうか。
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三信鉱工の主要製品は、絹雲母(英名:セリサイト)で、化粧品のファンデーションに使われるもので、国内はもちろん世界的な化粧品メーカーの高級化粧品に使用されているという。現在、日本では唯一ここだけで製造されている。下の写真は右が製品の状態。
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さて、いよいよヘルメットを被り、坑道の見学に向かう。まず目に入ったのが、崖の上にあるトロッコである。掘り出したセリサイトや新しい坑道を造るために発破をかけて出たズリ(岩石など)を降ろす場所である。
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本日の見学する坑道、拾石(ひろいし)坑での入口。山の神様である大山祇命(オオヤマツミノカミ)にお参りしたあと、坑道内に入る。
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土曜日ということで、この日は作業がされてなかったが、こうした現役の坑道に入られるのはうれしい。坑内は年中、温度は一定で、坑内の温度計は16℃あたりを示していた。

軌間(ゲージ)は目測で50㎝程であることから、この種の軌道に多い508㎜(20インチ)だと思われる。レールは6トンレールを使っているとのこと。これは構内での作業が簡単に出来ることから採用しているが、バッテリーロコなど動力を持つ牽引車は使用できず、トロッコは人力で押さざるを得ないそうだ。
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この超急カーブ、トロッコ軌道ならではの魅力である。
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現在も鉱脈を探して新たな坑道を掘っているとのことで、この日も昨日かけた発破の火薬の匂いが残っていた。社長の説明では掘削機メーカーに特注を相談したが、この鉱山の岩盤は非常に硬いため、いわゆるトンネル工事などで使われる掘削機では、刃が立たず、替刃の費用を考えると発破の方が安いとのことで、機械導入は断念したそうだ。下の写真は窮屈な場所で撮ったため、見にくいが発破で出たズリを前方のシャベルですくって、それをチェーンで持ち上げ、後ろのトロッコへ投げ入れるマシンである。今や稼働するのはこれだけではないだろうかとのことで、まさに生きる産業遺産である。ちなみに一日でどれくらい進むかと聞いたところ、1mとのことであった。
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このあとセリサイトを掘削する場所(水が出ておりお風呂のような状況であった)を見て、見学を終わる。外に出ると雨がポツポツしてきた。駐車場に戻る途中、社長が、ニチユ製のバッテリーロコがあるのを教えてくれた。重すぎて使えない者である。復活させてトロッコ列車など走らせれば、観光資源になろう。
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これで見学は終りだが、入り口にあったトロッコが気になった見学者が集まっていたので、見に行く。坑道の上には大山祇命が祀られ、「日向坑」と記されている。
掘削されたセリサイトが乗せられたトロッコは、ターンテーブルで方向転換をして、インクラインで積出施設まで送られる。
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これで、ツアーのメーンイベントである坑道見学を終え、千代姫荘で昼食をとったあとは、田口線の廃線跡に向かう。
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豊鉄の本長篠バス停から加わったガイドさんと共に雨の中、起点であるJR本長篠駅の田口線ホームを見たあと、内金トンネルを見学。
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このあと、有名な大草橋梁の橋台を車窓から見て、大草駅跡に向かう。集落から「駅前大通り」という山道を歩き、駅跡に着く。
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大草トンネルの手前には架線柱(木柱)跡ではないかといわれる遺構があった。
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これで今回のツアーは終了。あとは、道の駅「もっくる」で休憩の後、集合地へ戻る。
途中、バスの中で、三河大草駅名板のキーホルダー5個の争奪じゃんけん大会が行われる。これまでこうしたイベントでは縁も運も無く、手に入れたのは初めてのことである。
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朝乗った豊川駅では降りず、豊橋駅まで乗ることにした。前日から運行された「ビール電車」を撮りたかったからである。
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天気予報では、午後から荒れるような予報であったが、たいした降りにもならず、まずまず充実した一日であった。

6月2日、知立に所用があり、電車で向かった。矢作橋駅を通過したところで、珍しく保線作業用の電気機関車が停まっているのが見えた。帰りまで停まっているかどうか、期待半分で知立に着く。
高架化工事が進む知立駅で、名物の弘法さん(遍照院)の遥拝所がどうなっているか、気になっていたが、ちゃんと存在していた。
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数時間後、所用を済ませ、急行、普通と乗り継いで矢作橋駅に向かうと、まだ停まっていた。途中下車して撮ったのは言うまでもない。
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手前(豊橋側)から121+ホキ84+ホキ85+ホキ86+122の編成であった。