昨日(20日)は、午前4時ごろ、防災メールで大雨・洪水警報が出たことを知る。その後のニュースで時間雨量77.5mmで床下・床上浸水被害が出たことも分かった。JRは一時止まったが、名鉄は動いているということで、名古屋栄で開催中の「名古屋の電車風景」展の当番として会場に赴いた。
初日から19日までの5日間で930人ほどが観覧に訪れていた。昨日中に1,000人を達成するかと期待していた。しかし、時折強い雨が降るというあいにくの天候ということで、客足は伸びない。そんな中、午前11時過ぎ、名鉄瀬戸線が止まったという。栄町駅は展示会場のすぐ前であることから、たちまち改札口前は利用者であふれかえった。矢田川や庄内川の水位が上がったであろうことは容易に推量できたが、帰宅後見たニュースほどのものとは知らなかった。
午後になって、携帯で徐々に情報が分かってきた。瀬戸線の情報も明らかになった。三郷駅付近で線路が冠水し、走行できないことを駅長が写真を手に、利用者に説明していた。
JRや名鉄の動きが心配になり、午後4時で当番をあがり、先に帰宅させてもらうことにした。名鉄名古屋駅では、全線が止まっており、JRも中央線、東海道線は止まっていた。開通を待とうと、三省堂で時間をつぶしていたが、ふと、高速バスはどうかと考え、のりばに向かう。
高速バスは走っていた。とはいえ、17時の超特急東京行きには間に合わず、夜行便の前は18時30分の静岡行きがあるだけだった。とりあえず、自販機で乗車券を買おうと並ぶと、前の女性も東名岡崎までを購入していた。同じように考える者もいるのである。切符を買って、JRの改札に行くと名古屋~豊橋の区間運転が始まったという。しかし、すごい人波である。名鉄はまだ動いておらず、振り替え輸送もしないということで、今後も増えそうであった。念のため、愛知環状鉄道を確認したら中水野以南は、動いているとのこと。一瞬、豊田線・愛環経由にしようと思ったが、座席確保のバスの方が楽だし、家にも近い。駅で夕食をとる時間もある。
高速バスに決めた。ただ、市内の渋滞がおもったよりひどく、インターに入るまでに一時間以上かかたのは、想定外だった。東名岩津で5人、岡崎で10人ほど降りた。こんなに高速バスの利用者(それも若い女性が6割以上)がいるとは思わなかった。これはいい勉強になった。安城、豊橋へは新幹線に乗った人も多かったようだ。
台風15号は、21日午後2時ごろ浜松付近へ上陸したようだ。岡崎では乙川が一部決壊しの流域で避難勧告も出たようであるが、3時過ぎには雨風共止んだようで、夕方にはツクツクボウシが鳴き出した。まだまだ強い勢力を保っているが、大きな被害が出ない事を願っている。