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上海に行ってきた。

ここ数年正月休みに行っている旅行であるが、今年は少しずらして8日から11日まで3泊4日で上海に行ってきた。K社のツアーで、なんと3泊4日で19,800円という超格安ツアーである。燃油サーチャージや空港使用料など8,000円強が加算されるが、それにしても安い。もちろん、午後便発の午前便帰りであるから実質2日間の滞在となるが、夕食3回、昼食2回、朝食3回が付いての価格である。どうしたらこんな値段が出るのであろうか。年末に確認したところ、60人の参加があり、バス2台ということだ。興味半分、期待半分でカミサンと二人で参加した。これはその報告記である。
航空会社は中国東方航空、使用機はA320。午後4時発だが10分ほど遅れた。ツアー客のほか旧正月で帰省するとみられる中国人も多く乗っていた。
上海空港からはバスで、リニアモーターカー(マグレブ)なんかには乗せてくれない。現地添乗員の王さんは4年ほど日本に留学していたといい、まずまずの日本語を話す。午後8時、二流のレストランで夕食。海鮮料理というが普通の中華料理だった。
このあと、オプションの黄浦港のナイトクルーズに参加し、外灘(ワイタン:英語でバンド)の夜景を楽しむ。
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ホテルはガイドブックに載ってなかったので、ネットで探して見たら4つ星クラスとあった。等級はともかく、ビジネスホテルに毛が生えたぐらいを予想していた身には部屋も広く、32インチのデジタルTVも備えられ、市街地から離れているのを除けば、恩の字であった。
2日目、8時出発。まずはようやく陽が昇りはじめたガーデンブリッジを渡り、外灘の歴史的建築が見える黄浦公園を散策。旅のしおりには「外灘を見える公園を散策」ではなく「外灘を散策」とあったのだが…。
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次いで、上海博物館を見学。陶磁器、仏像群はすばらしい。お次は中国茶の作法と試飲ということで、お茶屋さんに連れて行かれる。昼食は豫園商域内の緑波廊新楼。緑波廊は老舗だというが、新楼は団体向けであろうか。点心料理としおりにはあったが、小龍包はついたが、普通の中華だった。この後、豫園を見学。これより商域というだけに、このあたりの店を散策する方が面白そうだった。
このあとは、ラテックス(寝具)店に寄り、田子坊を散策、民芸店を訪ね、夕食に。茶屋もそうだが、ラテックス店、民芸店もこれはと思う客を見つけると、店員が貼り付いてくる。はたして何人ぐらいが買ったであろうか。田子坊は一種の芸術村といえようか。それより、近くにあった市場が中国らしくて面白かった。
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夕食後、オプションの雑技団を鑑賞。これも30人中半分近くが参加していた。というのも、ナイトクルーズと雑技団の両方に行けば、しおりの価格の7割弱にするというからであった。これでも現地添乗員には利鞘が稼げるのであろう。
3日目、列車ではなくバスで無錫、蘇州へ。無錫旅情で有名になり、日本人客が増えたという。太湖に隣接する「三国城」(映画「三国志」のロケ地)を見学、太湖をロケに使った船で遊覧。ともかく寒かった。このあと淡水真珠店に立ち寄り、蘇州へ。この間添乗員が土産品の注文を取る。自由時間が少なかった理由はこれだったのか。添乗員の実入りはここからもあるようだ。昼食レストランの1階が絹製品の売り場になっており、ここでも店内へ連れて行かれる。
昼食後は、寒山拾得や唐の詩人張継の「楓橋夜泊」(月落ちて、鳥鳴く…)で知られる寒山寺を参拝。その後、世界遺産の偶園を見学。千年前の山塘街を散策。一部(運河遊覧の沿線の観光用区域)は外国人は有料(ゲートがあった。下の写真右下)らしいが、無料の街を見たが、これは面白かった。
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この日の夕食は、最後でもありネットに載っている「黄家伝菜」の上海料理であった。(ここと昼の緑波廊新楼以外しおりに店名は記載されてない)
最終日の4日目は、午前9時15分の飛行機に乗るため、5時起き、6時30分出発となった。車内で、アシスタントについていた女の子から写真アルバムの販売がはじまった。添乗員のほかにアシスタント(研修生だといっていたが)がいるのはおかしいと思っていたが、よく集合写真を撮っていたのはこれが目的だったのだ。1枚1,000円。大体5~7枚程度がアルバムにしつらえられている。車内でどれだけ売れたか知らないが、お情けで1枚買ってやったら、1冊5千円でいいという。いらないというと、それまでの笑顔がひきつった。
日本時間お昼すぎ、無事セントレアに着いた。実質2日しかなかったが、ツアーお約束の土産店めぐりは多かったが、主要な観光地は見ることができたので、費用対効果で考えれば満足できるものだった。ただ、鉄分がないのが残念だったが(笑)。
by kiraku-an | 2011-01-16 16:10 |